名もなき家事の大切さ

最近、話題の「名もなき家事」という言葉を聞いたことがありますか?

家事には代表的な「料理」「掃除」「洗濯」があるというのは誰もが知っていることだと思います。

「名もなき家事」というのは、シャンプー類のボトルへの詰め替え・トイレットペーパーのストック管理・ゴミをゴミの日に各部屋から分別してまとめる・PTAや町会の会議に参加する・などはっきりとした名前がついていない家事労働のことです。

それぞれの家庭で少し内容は変わる部分もあるでしょうが、リスト化すると、本当にきりがない程たくさんあるのではないでしょうか。
名もなき家事のキーワードでネット検索すると、思わず頷きたくなる「あるあるネタ」がたくさん出てきます。

「名もなき〇〇」という言葉で連想するのは何年か前にドラマ化された、宮部みゆきさん原作の「名もなき毒」とかミスチルの「名もなき詩」が出てきます。「名もなき」の言葉の意味は、そのまま「名がない」ということで「特に名を呼ばれて注目されるほどではない」また、「人に知られるほどの名をもたない」という何とも哀れな印象を与える言葉なんですね。

確かに「名もなき家事」の大半は、誰にも感謝されない地味なものがほとんどです。
一つ一つは子供でもできるよってぐらい簡単なことも多いのに、他の誰もしようともしない、ほっとけば誰かがやってくれると思われているのが、何とも腹立たしいというのか、むなしいというのか・・・

しかしこの「名もなき家事」達が、名をつけなくていい程どうでもよい家事ということでは決してありません。
少し前に何かの記事で「する人が居なくなって、少し経ってから困るのが名もなき家事」というふうに説明されていました。上手いこと言い当てていますよね。
確かにこの「名もなき家事」達をする人がいるから家族の生活の快適さが当たり前のように保たれているんですね。

例えば洗濯機の(フィルターのごみ取りや掃除)、お風呂や洗面台の排水溝にたまった髪の毛などのゴミを取って洗う、空気清浄機やエアコンのフィルター掃除など衛生面で清潔を保つのは家族の健康にもかかわります。

毎度の食事も作るためには、栄養バランスを考えて献立を考える。予算立て。材料の買い出しをする。
さらに細かく言えば、料理に使う調味料類のストック管理。調味料と言っても1種類だけじゃなく、醤油・マヨネーズ・ケチャップ・砂糖・塩・味噌・ソースなどなど。調味料だけでもたくさんでてきます。
また食事前にはコップやお箸などの準備。料理を盛り付ける。運ぶ。お茶を出す。
食後は残り物をサランラップなどをして冷蔵庫へしまう。麦茶を沸かす。製氷機の水を補充する。
などまだまだある「名もなき家事」のもとに美味しいご飯を毎日ありがたく食べることができています。

他にも雨戸・カーテンの開け閉め。郵便物の仕訳や不要なチラシやDMなどの処分。子どもの習い事などの送り迎え。学校からのプリント管理。必要書類の記入。リモコンなどの電池交換。交換後はリサイクルに出す。布団カバーの洗濯後にカバーを取り付ける。季節ごとの衣替え。回覧板にサインして次へ回す。などもっともっとありますが、きりがないのでこのへんにしておきます。

共働き世帯が当たり前になりつつある昨今、家事、育児に協力的な夫も増えて来ているとは聞きますが、実際の家事の負担はまだまだ妻側に重くのしかかっているのが現状のようです。

特にこの「名もなき家事」のほとんどは気づいたほうが隙間時間にするような内容がほとんどで、また家事の全体像をとらえてるからわかるような内容も多々あります。

普段、メインで家事をしない夫側がこういった「名もなき家事」に自ら気づいて取り組むことはなかなかないでしょう。
というより何をしたらいいのか本当にわからないかもしれません。

ならばやってくれない、気づいてくれないとイライラする前にまずはどんな家事が負担になっているのか内容をリストアップしてみましょう。
そして分担について話し合ってみたり、また話し合いが難しいようならそのリストからやってもらえそうなことをその都度頼んでみたり、上手く司令塔として指示を出すことで割り切ってみてはいかがでしょうか?

例えば、子どもたちには食事で使用した食器をテーブルから流しに運んでもらう。旦那さんには食器を洗ってもらう。そこで自分は旦那さんが洗った食器類を拭いて食器棚に片づけたり、調味料を収納場所に戻したり、麦茶を補充したりといったことに取り組めますね。

最初は、上手く行かないかもしれませんが、連携プレーで家族に協力してもらって少しでも家事の負担を減らしていきたいものですね。